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KANO~1931海の向こうの甲子園~ [映画・テレビ番組・演劇など]

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http://kano1931.com/

久々に映画で泣けた。気になっていた映画ではあったが、結局映画館に行かず、WOWOWでの放映で初めて見た。いい出来だと思う。台湾では三ヶ月のロングランを記録した大ヒットとなった。「日本を美化している」という批判もあったそうだが、プロデューサーは「セデック・パレ」を作った人。そんな気は微塵もなく「日本を美化したのではなく悪く描かなかっただけ」と一蹴したそうだ。

台湾の映画だけどほぼ全編ほぼ日本語。当時公の場では日本語以外禁止されていたから、これは史実に基づいている。やたら日の丸が振られるのも同様だ。日本人の差別意識も描かれる。だが、近藤監督は野球に人種も民族も関係ない、と平等に扱い、それまで一勝もしたことのないチームを甲子園に送り、しかも決勝まで進出させてしまうのだ。

インターナショナルなのだ。むしろ社会運動のインターナショナルがなかなか先が見えにくい状況だから、こういう物語に感動してしまうのかも。だが戦争にもと野球選手だった兵士が行く場面は悲しい。嘉義農林の練習場を訪れた甲子園で闘った若者は実際に戦地でその後亡くなっているし、Kanoの日本人選手だった人々も複数戦死している。暗い時代、もう絶対に戦争も植民地支配もしてはいけないと思わせられる。三時間近い長い映画だが長さを感じさせない。なお主題歌に奄美出身の中孝介君も参加している。    


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