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4/5 菱山南帆子講演「戦争法とどう闘うか」(労争連決起集会より) [その他の闘争日誌]

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  先月の講演だが、労争連ニュースに掲載した講演要約を掲載する。参院選に向けいろいろな動きが出てきているが、政治的な立脚点をどこにおいているのか首をかしげたくなる動きもある。総がかり実の先頭に立つこの人の意見は考えるべき提起をいくつも含んでいる。権力というものへの考え方、警察や右翼とも対峙する現場での運動のあり方などだ。意見が違うものもあるだろうが、無視しては絶対にいけない問題が含まれるので掲載する。本人にも送ってはあるが要約の文責は大洞にある。(管理人)

4/5 菱山南帆子講演「戦争法とどう闘うか」(労争連決起集会より)

 今日は2004年2月27日に中学でまいたビラが立川自衛隊監視テント村の反戦ビラ弾圧事件発生の日だったので、選んで資料に添付しました。すぐ気がついていただいてうれしいです。その後高校でもビラまきは続けました。
 私は私立の和光学園高校にいました。教科書も制服もない自由な校風でした。ビラまきにも協力的で、先生が印刷を手伝ってくれたり校内放送での呼びかけもできました。しかし学内でも大丈夫なことが、一歩外へ出ると弾圧される可能性があることなのだと思いました。
 和光の様な自由な校風のところは国には目障りで、助成金を減らされたりしますが、そういう中でも闘って勝ち取られた校風なのだと思います。まさかあれから12年たって、弾圧された方から講演を依頼されることになるとは思いもしませんでした。

  国会前での闘いから話します。総がかり実としては誰が弾圧されても権力者が悪いわけだから、権力者を徹底的に糾弾する、そう訴えてきました。許すな!憲法改悪・市民連絡会の高田健さんとワルシャワ労働歌をよく歌い、テーマ曲にして行動していました。装甲車がびっしり並ぶ国会前で、どうしたらいいか、総がかり実の中でも議論を続けてきました。
 泊まり込みもやりました。国会前では凄い雨が降ったことがあります。そういうとき運動家はいつでもどんなところでもなられるようにならないといけないと思いました。9月19日に戦争法が成立したとき「憲法違反!」のコールを上げました。このコールは国会内で上がりその中継を聞いて、国会の外でもやりました。敗北感など感じない、次の行動にすぐ行かなければならないと思える闘いでした。
 運動への関わりについて話ます。自分は小学校時代からいろいろ闘う子でした。小学校はごく普通の家庭で育ちました。母が手話をやっていて周辺に障害者の人がいるのが普通の環境で育ちました。小学校低学年では「ランドセルを背負ったお地蔵さん」という演劇をやりました。これは八王子空襲で息子を失った母親が息子の代わりに息子に似たお地蔵さんにランドセルを背負わせたという実話を元にした演劇でした。この演劇で戦争は漠然とですが怖いと思いました。
 母が買ってきた「少年H」(注・妹尾河童の自伝的小説)という戦争の悲劇を描いた本を読んで、表現の自由が制限されて戦争につながっていく過程が上手に描かれていました。レッドパージからこの本は始まっていくが、どんな時代でも思想を貫くのは本当に格好いいと思いました。
 いい担任の先生でしたが、5年になって担任が替わり、学級崩壊が起きました。すわらない子供に「あなたはすわれない障害者なのだから障害者学級に行きなさい!」と言う発言があり、差別発言だと糾弾しました。友達を集めて授業のボイコットもやりました。先生でも君たちは間違っていないという先生もいて、結局担任が変更になりました。
 6年になり君が代が音楽の授業で出てきました。音楽の先生はアリランなども教えてくれるいい先生でしたが、やむなく教えているようでした。その歌詞の意味を教えてもらって母親に「歌いたくない」と言ったら、「歌わない選択もあるんだよ」と言われ起立を拒否するようになりました。校長先生に呼び出され怒られたりしましたが、断固歌わず拒否し続けたらすがすがしい気持ちになりました。
 9/11事件では映像を見て驚きました。まるで映画のような映像が繰り返されましたが、父は「映像だけ信じてはいけない。裏にあるものを考えなければいけない」といい、ああそうかと思いました。「テロ」というものは良くないかも知れないが、その発生原因になる貧困などの問題をなくさないとなくすことはできません。「正義と悪」は実は表裏一体の面があると思います。
 アフガニスタン空爆の空爆反対デモにも参加しましたが、学校の先生でも参加していた人もいました。
 中学はよけいなエネルギーも使いたくないので私立受験をすると言いました。父親は「公立で頑張れ」と言いましたが、「金で自由を買うんだ」(笑)と言って和光中へ進みました。朝礼で「前へならえ」もない、校歌はインターナショナルみたいな過激な歌詞でいい学校でした。
 やがてイラク戦争が起きます。当時はツイッターもFBもないので情報源は主にビラです。外の空気をビラで学内に持ち込む必要があると思いました。アメリカ大使館にも抗議に行きました。100メートルほどのところで警官隊に阻止されましたが、ジュラルミンの盾で死にそうになるほど押されました。樺美智子のことは当時は知らなかったのですが、本当に死ぬかと思う規制でした。それまではおまわりさんというのは味方だと思っていたのですが、国家権力への怒りというものが初めてわいてきました。権力の側が敵として向いてくるのは民衆の側に対してだったのです。
 沖縄・辺野古にも行ってカヌー隊にも参加し体を張った闘いに参加しました。
 高校に進み、高校生反戦ネットワークという団体を立ち上げました。全国ネットにして広島への反戦ツアーなどもやりました。
 根津公子さんの闘いに中学の時にも座り込み支援に行ってます。一人の闘いを孤立させてはならないと思います。
 しかしここで足踏みしました。自分も若いのでおしゃれもしたい、スカートもはきたい、でもスカートなんかはいて国家権力とどう闘うんだ?などと思いつつも葛藤しました。新聞/本など読むと疲れるのでファッション雑誌などを読むようにもなりました。運動から遠ざかり大学へ進みます。
 ここで怒りを持たなくても生きていけるのが世の中だと気付きます。ものは豊富だし、お金が足りなくても生活水準を下げて目の前のことだけを見てれば生きられるのが世の中です。そこで「団結せよ」と言ってもなかなか受け入れられません。
 3/11東日本大震災で原発事故が起きますが、脱原発ではありましたがまさかあんなことになるとは思いませんでした。夜景を見て「きれいだな」などと思っていた自分は何だったのかと思いました。そこでもう一度市民運動に戻ることにしました。それまでのきりきりした運動ではなく、もっと生活に密着した多様な運動が必要と思いました。

  街頭宣伝行動もやりますが、署名やプラカード持つだけの人や見守り隊などいろいろなことをやって街中民主主義を目指しています。お花見街頭宣伝として井の頭公園での場所取り泊まり込みもやりました。今年は昨年の倍の76人が参加しました。しかし年々規制が厳しくなっていて、ノボリを立てた瞬間市の管理者が飛んできて「下げてください」と言ってきました。私たちは納得できず抗議して上げ続けました。「無地のは無いのですか」「書いた内容で規制するのか」などやり合いました。「ノボリを見て気分悪くなった」などという若い人も来て言い合いになりましたが、昨年無かったことがいろいろ起きました。労金労組の三役の人も泊まり込んでくれました。労働運動と市民運動のつながりも大きかったと思います。
 飲み屋街で街頭宣伝、初詣街頭宣伝もやりました。
 総がかり実では一人のけが人を出してはいけないという方針があります。逮捕者はやむを得ないが、けが人だけは出さないようにしました。
 国会闘争で車道開放をさせたが、国会突入は現在とてもできません。やれたらやっていますが、できる隊列は今作れない。ものすごい人数を集めて国会内の権力を無力化させていくようなことが必要では無いでしょうか。
 総がかりでは非暴力と言うことを出していますが、非暴力とは手を出さないということだけではないです。鉄柵攻防でもそうでしたが、警察と交渉が決裂、弁護士とともにこちらがで撤去してしまったこともあります。
 幸福実現党が2回も襲撃してきたことがあります。市民で取り囲みボコボコとまではしないものの、押し返しました。2回目はトラメガを持ち、グルになっているらしい右翼の宣伝カーとともにやって来ましたが、トラメガを引きちぎり投げ返しました。このとき高田さんは「非暴力ということの中にはこういうことも含まれます」と宣言しました。仲間を守ることが大切で、そのためには全く手を出さないのではなく皆で相手を取り囲んで排除していく、そういった実力行使も非暴力の闘いには含まれます。
 60年安保に参加していたおじさんによると「60年安保では国会前での闘いを地域に持ち帰らなかった」という。学生自治会や労働運動に頼らない闘いと今回の闘いは評価されるが、一方でそうした学生運動・労働運動も闘いの主体として蘇らなければならないのではないかとも思います。
 日本の運動はイデオロギー対立で分裂、思想の優劣を競い合ってきた運動の面がありますが、もっと柔軟な生活に密着した闘いが必要です。違いを認め合い団結する、そのためには一人一人の成長が必要です。燃え尽きない持続可能な闘いが必要です。
 自分は議会制民主主義に疑問を持っていて、選挙は真面目にやってきませんでした。投票には行きますが、選挙だけでは変わらず、民衆の力が無ければ世の中は変わらないと思います。総がかり実では新しい政治の風土を作り上げてきたと思います。私たち市民の力で変えて行かなければならないと思います。
 先だっての街頭宣伝では暴漢に足払いを受けてケガをして入院した仲間もいました。救急隊側が呼んだ警察が「何の街頭宣伝か」としつこく聞いてきたのには腹が立ちました。草の根運動の根を枯らすのは弾圧に屈することです。仲間を守りながら弾圧に屈しない闘いをしたいと思います。
 2000万人署名を集めていますが、この署名の成功への協力と5/3の有明防災公園での憲法集会、6/5の国会行動への参加を最後に訴えます。

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6 月 18 日(土)「戦争する国」にさせないために 大洞君の京都講演会 [その他の闘争日誌]

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関西の皆様、特に京都在住の皆様、お待たせしました。いやまあ誰も待ってはいないとは思いますが、私大洞が6月18日京都大学構内で講演を行います。お暇ならどうぞ。主催はアジェンダ・プロジェクトです。えーと、あれは京大政経研グループあたりから派生した団体だったかな?まあ何でもいいや。関西での講演は反戦ビラ事件当時にも私はやらなかったですね。今回は自衛隊問題についてやります。もちろん反戦ビラ弾圧の話もやります。
以下はビラから。
講師 大洞俊之さん(立川自衛隊監視テント村代表)
<プロフィール>
立川自衛隊監視テント村・現代表。2004 年に起きた立川反戦ビラ弾圧事件の元被告。この裁判は一審では無罪だったが、高裁・最高裁での公判では逆転有罪(罰金刑)となり、全国の基地反対運動に大きな衝撃を与えた。現在はテント村の活動を軸にしながら、東京都の三多摩地域での反戦反基地、労働運動などの分野で活動中。
◆日時 2016 年 6 月 18 日(土)13 時開場 13 時半開始
◆会場 京都大学吉田キャンパス 吉田南構内
総合人間学部棟 1102 教室(1階)
<アクセス> 京都市バス 201 号系統・206 号系統ほか「京大正門前」下車スグ
京阪電車「出町柳駅」下車 南東へ徒歩約 15 分
◆参加費 一般 800円 アジェンダ各種会員及び学生 600円
※講演会後、交流会(茶話会 参加費 200 円)を予定しています。
今年 3 月末に安保関連法制の施行が安倍政権によって強行され、海外派兵された自衛隊が「殺し殺される」現場に派兵されることが、一段と現実味を帯びてきました。既にイラク戦争の際にも、危険と隣り合わせの「戦場」に派兵されていたことも明らかになっています。同時に自衛隊組織の改編で制服組(武官)の権限強化も
進んでいます。このような中で、自衛隊、そして自衛隊員と私たちはどう向き合うべきなのでしょうか?
今回、40 年以上にわたって陸上自衛隊立川基地の監視活動を続けている「立川自衛隊監視テント村」から、講師に大洞俊之さんをお招きしました。東京都にある陸上自衛隊立川基地は、かつて基地の拡張に反対する砂川闘争が闘われた米軍基地が 1970 年代に返還される過程で、陸上自衛隊の航空隊が移転してきたものです。
大洞さんのお話を伺いながら、喫緊の課題として、自衛隊の問題を共に考えていきたいと思います。
主催 アジェンダ・プロジェクト
〒601-8022 京都市南区東九条北松ノ木町 37-7
Tel&Fax 075-822-5035 E-mail agenda@tc4.so-net.ne.jp
URL http://www3.to/agenda/
Blog http://agenda-kyoto.ldblog.jp/
FB https://www.facebook.com/agenda.project
共催 京都大学社会科学研究会ピース・ナビ
協賛 平和憲法の会・京都
アジェンダ・プロジェクト学習講演会 <6・15>から<今>を考える

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